プロジェクトチーム・ディメンティアです。

ninnin-PROJECT

 

本日は皆様に大きな発表がございます。
2014年12月、コミュニケーションロボットの技術を認知症ケアに活かすことができたら?との想いで集まったこのプロジェクトチーム。間もなく開催された第1回の「Pepper App Challenge 2015」におきまして、この大会に向けて開発した『ニンニンPepper』の可能性をご理解いただき、最優秀賞とベストソーシャルイノベーション賞をいただくことができました。改めて関係者の皆様には感謝致します。

あれから1年以上が経過し、Pepperの一般販売やロボアプリの技術開発もどんどん進み、いまや、私たちにとってコミュニケーションロボットは、よく目にする日常のパートナーになりつつあります。

啓発イベントなどにお役立ていただける新機能を開発

私たちプロジェクトチーム・ディメンティアはこの時機を捉えまして、より広く認知症ケアの重要性を一般の皆様にも啓発していこうと、この春新しい機能を開発いたしました。
機能としましては以下の通りです。

    1. 認知症という病気について分かりやすくプレゼンするストーリーテリングパート

    1. Pepperを通じ、認知症の典型的な症状とそれらへの好ましい対処を体験できる「ニンニン・モード」

実際の動作については、こちらのダイジェスト動画をご確認ください。

 

オープンソースプロジェクト「ninninPROJECT」として
ソースコードを公開します

今回開発しました新機能につきましては、正式な決定はしておりませんが、GPL Licenseベースの配布を予定しております。また追加の付帯条件としまして、イベント等で使用した場合は、そのレポートをこのリニューアルしました「ninninPROJECT」のWebサイトに掲載させていただくことに同意いただくことにいたします。これはきちんとご使用いただいているかを確認したいという意味ではなく、こういった分野での活用事例をこのWebサイトに集めさせていただくことで、全国の多くのロボアプリ開発者の皆様が、どんどん使いやすくなっていければいいなという思いからでございます。どうかご理解いただき、一緒にこれからも盛り上げていこうではありませんか。
ソースコードの具体的な配布場所やご同意いただくライセンス文書の発表については、追ってお知らせ致します。

【6/25】東京神田錦町アトリエサテライトにて、ワークショップ開催

オープンソースプロジェクトとなるこの「ninninPROJECT」につきまして、より詳しい説明、および活用例を考えるワークショップを開催致します(詳細はこちら)。プロジェクトメンバーの欧州ロボット事情報告もございますので、どうぞお越しください。

(文責:コーディネーター 河田)